「しっぽのないシッポさん」のコラム

育自① ‐育児は育自‐


今から14年前のこと。私は「育児は育自」とばかりに、下の子(第二子・長男)が3歳になり、少しばかり手がかからなくなったことをきっかけにして、電車で15分ばかりのところにある岩国短期大学幼児教育科を受験することの理解を家族に求めていた。
同居している義父母も「息子(つまり、私の夫)が賛成なら反対の理由はない」と嫁の立場にある私のわがままを許してくれた。のみならず園への送り迎えなど都合のつくかぎり協力してくれることとなった。
当時はまだ社会人入学の枠はなく、若い受験生に交じって試験を受け、翌春、その中の幾人かと同級生となった。制服に身を包むと、小学2年生になった上の子(第一子・長女)は「お母さんは1年生。私は2年生!」と自分なりに節をつけ、歌いながら私の側をいつまでも離れなかった。
夫は「まあ、『妻は女子大生』ということですね」と当時の人気テレビ番組に引っかけて笑っていた。また「いいか、子どものことをはじめとして、勉強よりも優先しなければいけないことがたくさんある。ゼッタイいい訳をしないこと!」と釘をさすことも忘れなかった。こうして自分育ての第一歩が始まった。

コラム掲載年月日「山口新聞」1996.11.1~1996.12.27:文中の名称は「当時」


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