「しっぽのないシッポさん」のコラム

育自③ ‐なにを学ぶのか‐


 突然の「なにを学ぶのか」を抜きにした「いつか大学にいこう!」は、思いがけないところから「なにを学ぶのか」が見えてきた。
 子どもにせがまれるままに絵本を読み聞かせてやりお話をしてやりと、母親業をそれなりにこなしている内に、「いつか子どもに関わる仕事に就けるようになるのもいいな」と、幼児教育に関心が深まっていった。
 上の子・長女が3歳になり入園したその年の夏に、下の子・長男が生まれた。娘は「わたしのおとうと」とかわいがり、おねえちゃんとしての自覚も出てきた。母親の私の方も多少、精神的な余裕も出てきた。私はもともと本を読むことが好きであったこともあり、「ここらへんでちょっと系統的に読んでみるのもいいな」と保母試験に合格することを目標にテキストに目を通し始めた。娘が通っていた園には、独学で資格を取得なさった先生がいらっしゃったこともあり、それも励みとなった。
 この国家試験は社会福祉や児童福祉・保育実習(実技試験)など全8科目を3年以内に合格すればよいもので、当時は高校卒業で受験資格があった。「これなら、私にでもできる!」

コラム掲載年月日「山口新聞」1996.11.1~1996.12.27:文中の名称は「当時」


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