「しっぽのないシッポさん」のコラム

育自⑨(終) ‐専門学校教員になる‐


卒業後、私は「親業訓練インストラクター」として社会参加した。「親業(おやぎょう)」とはPETの訳語であり、親と子のかけ橋づくりの方法(「能動的な聞き方」・「わたしメッセージ」など)を自分のものにする(訓練)ための講座を開設、問題提起等をするのがインストラクターの立場である。
「親業」が問いかけるのは子育ての「質」であり、それはそのまま自分の問題でもあった。
その活動の合間をぬって私は再び、PTAを始めとして積極的に母親業にのめり込んだ。
また、大学編入(社会人入学枠なし)を目標に受験勉強も始め、4年後晴れて心理学専攻の学生(広島修道大学人間関係学科心理学専攻3年次編入)となることができた。
その後、児童相談所の心理判定員(嘱託)を経て現在の職(専門学校教員)に就き、30代前半と後半に同級生として接した世代と毎週過ごしている。そして、いつもの時代も若者は不器用ながら懸命だということを、実感している。
さて、今私は老後の楽しみ?として、大学院で学びを深めることを夢見ている…。この度縁あって本紙に連載させていただき、読者の方々のお目汚しとなってしまいました。皆様、ありがとうございました!

コラム掲載年月日「山口新聞」1996.11.1~1996.12.27:文中の名称は「当時」


この記事へのコメント

  1. ピアのっこさん より:

    早速ホームページを見せていただきました。
    ありがとうございます。
    今から、仕事の準備をします。
    また、明日以降、ゆっくり見せて読ませていただきます。これからもよろしくお願いいたします。

    • シッポさん より:

      新しい出発ですね。応援しています。
      「別刷」に眼を通していただけたことと思います。ありがとうとざいます。
      また女子会!?を開きましょう。

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