「しっぽのないシッポさん」のブログ

ベトナム・カンボジア旅行記その2/7‐紅茶物語‐


  紅茶=リプトン (カンボジア・シェムリアップのホテルにて)

 

まずは、コーヒー物語からはじめましょう。

ベトナムは世界有数のコーヒーの産地です。

アルミのフィルターを使ってドリップするのがベトナム式ですが、

カップに落ちるまで相当時間がかかります。

抽出されたコーヒーはとても濃い味のため、私には薄めるというひと手間が必要でした。

“Hot Water,please.”とお願いしても失礼にはなりません。

「ミルク」は甘~い練乳です。

カップの底にたまった練乳を少しずつかき回し自分好みの甘さにして飲むというベトナム式は、

濃い味ならではのものです。

実験よろしく、飲み比べてみての報告です(*^。^*)

さて、紅茶を注文したいときは何と言えばいいのでしょう?

事前に収集した情報では「ブラック・ティー※1」と注文しても、

ちょっと濃い色のウーロン茶がなんてこともあるとか。

ここでも実験的!?にオーダーしてみました。

蓮茶(Lotus Tea)※2が出てきました。

期待通り!?の結果でしたので、ガックリではなくニンマリ。

では、紅茶を飲みたい私はどのようにすればいいのでしょうか?

これまた事前情報に従い” Lipton,Please.”と言ってみました。

カップにティーバッグ(メーカー名:COZY※3)が入れられたままで出てきました。

ミルクは、練乳。

硬水が水色・香りをともに抑えているのでしょうか…味わいとしては物足りないものでしたが、

私は実験が成功!?したことに大満足でした。

ベトナムでは、「リプトン」のブランド名が紅茶の代名詞となるくらい一般的になっているというのは本当で、

カンボジアでも同じことでした。

カンボジアでは、ホテルでの食事で「リプトン」をいただきました。

私たちに馴染み深い黄色いラベルのティーバッグが、10人用ポットに2つ入っていました。

ミルクは、私たちがよく目にするヨーロッパのメーカー(スティックタイプ)のもの。

砂糖は、現地のパームシュガー(Palm Sugar)※4とグラニュー糖。

私はストレートが好きですが、パームシュガーのすっきりした甘さを味わってみました。

途中で紅茶ポットが空になったので追加をお願いすると、

お湯が入れられポットが少し強めに揺さぶられて保温プレートに戻されました。

水色はかすかに紅茶色…。

残念ながら味わい深いとはいきませんでしたが、私はここでも満足でした。

その昔の自分を思い出したからです。

輸入自由化(1971)により安くはなった紅茶でしたが、

私も、ティーバッグ1つで2~3人前は淹れていました。

私と紅茶の出会いは父が好んでいたリーフティ(日東:「青缶」※5)ですが、

父亡き後の生活の余裕のなさと時代の流れの中で、

いつの間にかあまり飲まなくなっていました。

そんな私が、リーフティーは無理にしても、

新生活のスタートとともに紅茶を楽しみたいと始めたやりくりのひとつ…でした。

大切なのことは「楽しむ」ということです。

生活の知恵はさまざまあっていいのですから、どれが正しいと言い切る必要はないのです。

私たちの楽しみ方はこれですといえる余裕こそが、

紅茶に限らず飲み物のもつ一服感でしょう。

これからも大事にしたいものですね。

※1  紅茶は、その水色(すいしょく)から。英語のBlack Teaは、茶葉の色から。

※2 代表的なベトナム茶。蓮の花と緑茶をブレンドしたもので、独特の香りがある。
ベトナムで紅茶といえばティーバッグが主流だが、ホーチミン市内のスーパーでもリーフティーが販売され始めているとか。
茶葉は、ラムドン省・ダラット(Da Lat:避暑地として知られるベトナム中部高原の町)で生産されている。メーカー名は「Linh’s」、これまで海外向けとして培ってきた紅茶葉作りのノウハウを国内展開。ようやく上質な紅茶がお手頃価格で味わえるようになったと、紅茶愛飲家に喜ばれているとか。
空港で手に入るとのことでしたが、残念ながらSold Out でした。

※3 ティーバッグパッケージには、“Cozy is made of the most fresh selected tea buds from world famous tea estates.”とあります。
世界中の有名な茶園から茶葉を輸入し、ベトナム国内で包製し販売しているようです。www.cozy.vn

※4  サトウヤシの花の樹液を煮詰めて作られた茶色い砂糖(ペースト状のものもある)で、三温糖に見えなくもない。
独特の風味があるが上品で嫌味のない味わい。

※5 1953(昭和28)年発売、缶の色から青缶と称された。
同時に紫缶も発売され、2年後に白缶が発売された。
なお、日本初の国産ブランド紅茶は、1927(昭和2)年に発売された「三井紅茶」(3年後「日東紅茶」に改称)。

 


この記事へのコメント

  1. 紫陽花さん より:

    こんばんは。
    興味深い内容で、読みいってしまいました!
    紅茶=リプトン… バイク=ホンダと同じですね~♪ 楽しくなりました!!
    私がベトナムに行った時は、紅茶は飲まなかった~ ベトナムコーヒーは飲みましたが… 思い出してみれば、やたらと水を飲んでました。
    街中の香り、賑わい、香草の味、色々なものが甦ってきます。また、行きたくなりました!
    シッポさんのブログを読んでは旅がしたくなり…、しかし、なかなか行き出せないというジレンマがあり…。私の次は一体いつやってくるのでしょうか???

    • シッポさん より:

      私も、やはり「やたらと水を飲んでました」。もともと熱中・症!?体質ですし、+年相応に熱中症にはならないように気をつけていました。紫陽花さんの旅の思い出…に、今回の私の旅も思い出という財産になってゆくのだと感じました。

  2. しゅんりんちゃん より:

    こんばんわ。
    ベトナム・カンボジア第2弾!
    シッポさんの実験成功!の言葉を見るたびにお顔を
    想像してしまいました。
    「ニタッ」ではないでしょうか。
    黄色いパッケージの「リプトン」の言葉が通用するのなら
    私もカンボジアに行けるような気がしてきました。
    昨日、友人から「Whittard」と書いてあるブルーの
    ティーパックの紅茶を3つもらいました。
    友人もおみやげでもらったものですが、
    「BLACK LEAF TEABAG」と書いてあります。
    「UK」とあるのでイギリスでしょうか。
    すっきりしてて、おいしいんです。
    知識も知恵も何もありませんが、私も「楽しむ」を
    実験?していると思います。

    シッポさんから少しずつ知識&知恵をいただいてます。
    ありがとうございます。

    • シッポさん より:

      ティーカップから湯気が立って…ロゴマークを思い出しました。朝のティータイムに楽しまれたのでしょうね、「すっきりしてて、おいしいんです。」から、しゅんりんちゃんのうれしさが伝わってきました。

  3. ピアのっこさん より:

    こんばんは

    すっかり、この暑さでコメントが遅くなりました。
    暑さに参りそうなピアのっこさんでしたが、頑張ります。
    私もベトナムに行った時は、勿論、ベトナムコーヒーを飲んでみるけれど、意外と気が短い私。時間がかかるコーヒー、気長に待てるかな?!
    練乳といえば、今、我が家では、
    氷(ミキサーで砕く)に練乳をかけて、ブルーベリーを食べることが流行っています。
    飲み物は、伊藤園の麦茶(頑張って沸かす)となっています。
    シッポさんが興味深い話を載せてくださっているのに、入口の前の前に立っているような話になってしまいました。

    • シッポさん より:

      「意外と気が短い私」でも大丈夫です(●^o^●)、カップ一杯分ですから…ちょっと長いよね、でいけましたので。私も氷が大好きで、みぞれ+練乳が定番。宇治も好きですが、フレーバータイプはダメ、本物の抹茶じゃあないと…などと通ぶってますが。
      さて、「入口の前の前に立っている」ってことは視座が広~いってことですから、大事にしたいと思っています。一旦入ってしまうと狭くなってしまいますので、まあ、それも必要なんですが、気をつけないといけません。なんちゃら馬鹿になってしまいますのでと、自戒。
      お元気そうで何よりです。

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