「しっぽのないシッポさん」のブログ

中国・雲南省


1つの軸に芽と2枚の若葉のついたものを摘む:一芯二葉(スリランカ・ヌワラエリア)

お茶は、神話がその起こりとなっています。

中国には紀元前2700年頃のこととして、医術の神として崇められていた炎帝神農が湯を沸かしていたところ…、という伝説があります。

釜に落ち込んだ数枚の葉を一緒に煮出したところ香り・水色(すいしょく)・味よしで、それが霊験あらたかな飲み物として広まっていったというものです。

また、インドにも、修行のため中国に渡ったダルマ大師が眠気に襲われたときに頭上に広がる枝から一枚の葉を取り口に含んだところたちまち眠気が去った、という伝説があります。

神話時代を含めるとお茶には5000年近い歴史があるということになりますが、ヨーロッパ大陸に最初に持ち込まれたのは17世紀初めのことです。

長崎・平戸を出航(1610)したオランダ東インド会社の船の積荷の1つに緑茶があり、それがオランダを経て各国に広まっていったといわれています。

ヨーロッパの人々も当初は緑茶を飲んでいたのですが、やがて、自分たちの肉中心の食生活や水(硬水)に合うことから紅茶が好まれるようになりました。

イギリスに喫茶の習慣を持ち込んだのは、チャールズⅡ世がポルトガルから迎えたキャサリン妃(1662)です。王侯貴族や金持ちの間で流行し、その後、18世紀初めにアン女王がイングリッシュティーのマナーを確立しました。

19世紀の半ばには、インドでチャ(アッサム種)の栽培に成功したことから、大量生産と低価格化が可能になり庶民の飲み物としても根付いてゆきました。

日本には遣隋使によって大陸文化とともにお茶がもたらされ、鎌倉時代に臨済宗の栄西禅師が種子を持ち帰り京都で栽培に成功。16世紀半ば、ポルトガル人宣教師が日本人の生活や風習をお茶の文化も含め持ち帰りました。

みなさんは、ここで先ほど紹介したキャサリン妃がどこでお茶に出会っていたか結びついたことでしょう。明治時代、日本でも紅茶が製造されるなどしましたが、輸出専用品であり庶民が口にすることはほとんどありませんでした。

紅茶が初めて輸入されたのは1887(明治20)年のことですが、本格的に飲まれるようになったのは輸入が自由化(1971)されてからのことです。

さて、紅茶も緑茶もツバキ科の常緑樹チャの木※が原料です。

大別すると、葉の小さい耐寒性に優れた中国チャと葉の大きい熱帯種インドチャ(アッサム種)に分かれます。

中国チャはどちらかというと緑茶用に、インドチャはほとんどが紅茶用に加工されます。

チャの発祥の地は中国・雲南省といわれています。

大陸の南西部に位置し、ミャンマー、ラオス、ベトナムと国境を接する高地です。温度の日内較差が激しく朝夕霧に包まれる場所ですが、この条件はチャの木の生育に必要なものです。

私は、1993年に龍井茶(ロンジンチャ:緑茶)で有名な浙江省(杭州市・龍井村:上海から列車で2時間余)へ、2008年にイギリス(バース)、2010年にスリランカ(キャンディ、ヌワラエリア)へ行きましたが、同じく朝夕の霧と日中のさわやかな天候が印象に残っています。

私には雲南省は未踏の地です、今後を楽しみにしています。

※学名:カメリア・シネンシス(Camellia Sinensis LO. Kuntzs)
追記:お茶は製法により3つに大別される。
不発酵茶:緑茶など 半発酵茶:ウーロン茶など 完全発酵茶:紅茶など


この記事へのコメント

  1. 紫陽花さん より:

    こんばんは。むし暑い1日でした。
    さて、大変勉強になりました。なんといっても紅茶が一般市民にポピュラーになったのは…私はもうこの世に存在していたんですね~。
    ほぼ毎朝口にしている紅茶の銘柄などを今後気にして、別のところも楽しみながらたしなんでいきたいと思います。
    先週の土曜日… とある組織の会合でシッポさんと共通の知り合いに会うことができました。私は数年ぶりの再会でしたが。とてもお元気そうで、シッポさんの話題も出てきて、懐かしさでいっぱいになりました!

    • シッポさん より:

      日東紅茶‐通称「青缶」(1932発売)‐が、私の中での最初の記憶です。早くに亡くなりましたが、少しハイカラだった父の好みだったのでしょう…。父が子ども用に淹れてくれた甘いストレートティーは、4月8日の花まつりでお釈迦さまの像にかけられてお流れでいただいた「甘茶と同じ」味でした。というか、私は長いこと甘茶の正体は砂糖味の紅茶だと思っていました。中学生になってから、友人宅でおしゃれなお姉さんご自慢のティーセットで出されたストレートティーで、ようやく甘い紅茶と甘茶が別物であることを知りました。と、ここまで書いて、紅茶が父の思い出につらなっていることにも気づきました。
      さて、「共通の知り合い」・「懐かしさでいっぱい」に目を通し、私も?状態のままですが懐かしさを味わっています。いずれにしてもそこにシッポさんが存在させていただけたのだから、ありがたいことです。

  2. ピアのっこさん より:

    こんばんは
    紅茶が一般にポピュラーになった時、私もこの世にいたのですね。
    しかし、いつ頃から飲みだしたのか、
    記憶に無いのです…それで、考えました。
    お茶で、何か楽しい話題は提供できないかな?!
    おっ、そうだ!
    今度、お茶を飲む時、歌ってみてくださいね。

    わらべうた

     おちゃを のみに きてください はい こんにちは
     いろいろ おせわに なりました はい さようなら

    お茶セットに、お茶と三段重ねのホットケーキを乗せて、運んで、食べると、おいしいだろうな。

    相変わらず、コーヒーと豆茶を飲んでいるピアのっこさんですが、よろしくお願いします!

  3. シッポさん より:

    コーヒーと豆茶にも三段重ねのホットケーキは良きお供ですね。もちろん、紅茶にもピッタリです。思いっきりバターたっぷりでも紅茶がさっぱりさせてくれますよと、さりげなくマイ・mission?を…です。

  4. シッポさん より:

    ピアのっこさん、今度、お茶を飲む時、歌ってみますね。メロディは、たぶん、大丈夫…です。

  5. しゅんりんちゃん より:

    おはようございます。
    夜中ゴロゴロの雷様のお出ましに
    目を覚まして聞き耳?をたててました。
    雷様…子供の頃みなさんはどうだったのでしょう?
    私は内心少しワクワクでしたね。

    そして、紅茶のお話し…なんと紀元前?!
    ほんの最近、紅茶好きになった私は「ふん、ふん」と感心
    するばかりです。
    まだ「おいしければ…」ですね。

    ピアのっこさんの「わらべうた」は、
    誰もが聞いたことあるメロディーなんでしょうか?
    えっ、私、知らない…です。
    じゃ、自分でメロディー付けちゃいましょう…か(笑)

    • シッポさん より:

      禅宗の始祖「達磨大師」は、?~530?の人ですから、まあ、紀元前も紀元後もあり…、とにかくず~と昔からあるよ、でいいのだと思いますが。で、雷様は確かに少しワクワクしましたね、なんでだろう…。今日は蒸し暑いので、初雪もワクワクしますねと涼しさに思いを馳せてみました。

  6. ピアのっこさん より:

    わらべうた

    お-チャを の-みに きてくだ さいはい コンにち は
    ド-ミミ レ-ドド レレレド レ ミ レドド レウン

    いろいろ おせわに なりまし  たはい さような ら
    ドレミミ ミミミレ ドレミミ  レ ミ レレドド レウン

    こんな感じで、わかるでしょうか?
    もっと、パソコン能力(五線譜入力ができるよう)を
    高めよう。

    4分の2拍子、ハ長調 12小節
    小節と 小節の間は、スペースをあけてみました。
    唄ってみてくださいね。
    質問があったら、言ってくださいませ!

     

  7. ピアのっこさん より:

    再び、ピアのっこさんです。
    やはり、パソコン能力が欠如しているため、
    送信した物をみると、
    唄と、ドレミが ずれていました。
    画面上では、ずれていなかったのです。
    もっと、頑張ります。
    みなさん、これからもよろしくお願いいたします。

    • シッポさん より:

      いろいろありがとうございます。そうなんですよ、アップした途端、動いてるんですものね…。苦労します、ホント。さて、しゅんりんちゃんとピアのっこさんも、ブログコメント・デートが始まりましたね。お互いクロスして楽しめるといいですね。クロスです、苦労するじゃないです!す、す、すみません。シッポさんだけに受けることば遊びでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

名前*
メールアドレス*
ウェブサイト
コメント

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>