「しっぽのないシッポさん」のブログ

ベトナム・カンボジア旅行記その4/7‐懐かしい風景からのメッセージ‐


 

 

 

 

「カゴやザル、いかがですかー」

    耳に心地良い声

 

 

 

後部座席にカゴやザル・毛ばたきなどが、

もうこれ以上はムリというところまで載っている自転車…。

画像は、

男性が、オールドマーケット(カンボジア・シェムリアップ)の前でこれから店を開くべく、

また、通行人に呼びかけるべく、自転車を止めようとしているところのものです。

左側の女性は観光客ですが、この後、自転車を止めた男性に気づき、

あれこれ品定めをして小さいザルをいくつか買っていきました。

現地女性たちによる手作りの品は、お土産として喜ばれたことでしょう。

19世紀初頭には、

今や世界中の多くの人々が憧れるニューヨークでもこのような風景が見られました。

春先、あの5番街に、毛ばたきを身体中にぶら下げ、

「い~しやきいも!」のリズム&メロディよろしく“Feather Duster, All Kinds!”と、

売り歩く怪鳥様の風体が見られたといいます。

私は1993年に行った中国・蘇州でも竹製品を満載したリヤカーを引く男性を見ましたが、

実は、これらの風景は、私の子ども時代の原風景と重なるものでもあるのです。

「懐かしい」はそれを知っている世代のことばですが、

高度経済成長によって豊かになった後に生まれた私の子どもたちを含め、

その後に生まれた世代にとっては、「何!これ?」状態でしょう。

つい先ごろまで私たちの国も貧しく、

世界中からの支援なくして豊かさへの門口には立ち得なかったのです。

戦後の貧しい時代を支援してくれたもののひとつに、ララ物資※がありました。

時代の差はありますがどの国も最初から豊かであったわけでもなく、

また、豊かさの意味もその国の在り方によって異なってきます。

今、日本にはいじめをはじめとして心の問題がありますが、

精神的豊かさを拓くためにどのようにしてゆけばいいのでしょうか。

相手の立場に立つ想像力が求められますが、

それを「お互いさま」ということばに置き換えてみるのはいかがでしょう。

 さて、カンボジアと日本は、1603年に朱印船による交易がはじまりました。

私たちの食材のひとつでもあるカボチャがカンボジアから到来したものであることは、

皆さんもご存知の通りです。

また、同時代にアンコールワットに詣でた者もあるど、古くから交流が盛んでした。

その後、植民地となりましたが、独立、内戦など多くの困難を抱えてきた国です。

私たちの国も、困難な時代に海外から多くの支援を受けました。

今、私たちにさせていただきたいという気持ちと支援を、

“OTAGAISAMA”のことばに託して伝えてゆたいものです。

※LARA:( Licensed Agencies for Relief in Asia アジア救援公認団体)による、日本向けの援助物資のことで1946~1952にかけて送られてきた。サンフランシスコ在住の日系人浅野七之助が中心となって設立した、「日本難民救済会」が母体。

 

 

 


この記事へのコメント

  1. ピアのっこさん より:

    お互いさま
    心に響く言葉です。

    ともすれば、自分だけが
    しあわせになろうと思ったり、自分だけが、
    人に頑張ることを強要したり、
    自分勝手な「私」になる心が、私の心に
    あるのではなかろうかと思いました。

    言葉って、大事ですよね。
    そんな時、
    声に出して、
    「お互いさま」と、言ったら、
    しあわせのハートが広がっていきますね。

    先日、私の住んでいるところでは、
    「花火大会」がありました。
    自宅の2階の窓から眺めた
    「花火」
    しあわせのハートの花火も、ありました。

    • シッポさん より:

      しあわせのハートの花火!ですか!
      その下にはしあわせなカップルが…と限定されてはいませんが、
      大勢のしあわせな○○が空を見上げていたんでしょうねえ。
      もちろん、ピアのっこさんも…。胸キュンでしたでしょうね、きっと。

       胸キュンに ピアのっこさんが 憧れて   

      へぼ句で、ゴメン(;一_一)

  2. 紫陽花さん より:

    こんばんは! 毎日暑いですね。カンボジアの暑さとは、また違った暑さだと思いますが、シッポさんはいかがですか?

    「お互い様」ですか… 思っているようでいて、実際には難しい言葉のように思います。
    最近の私の頭によく浮かぶ言葉。
    それは… 「これって、私の仕事? 何故私がやらなければいけないの?」「もめるより、自分でやった方が楽」… いけませんね~
    今こそ、「お互い様」の精神を持たなければ!!

    自分が幸せになれる秘訣かもしれませんね。
    肝に銘じます。

    • シッポさん より:

      忙しいのはOTAGAISAMA! でも、つい抱え込んでしまう!否、抱え込まされてしまう!
      どちらにしてもつらいものですね…。でも、叫んじゃおう、OTAGAISAMAでしょ!!忙しいのは!
      暑い夏を、シャウトで熱い夏に変えよう!

  3. しゅんりんちゃん より:

    こんばんわ。
    朝から何回「あちーい」と叫んだことか!
    30度以上は「真夏日」だったのが、35度以上の
    「猛暑日」に当たり前になったのはいつだったので
    しょうか。
    シッポさんの行かれたカンボジアの日差しはどんな感じ
    なのでしょう?
    経験のない私としては、日本よりは暑い!ですね。

    さて、自転車に荷物いっぱいの風景。
    私の記憶にもありますね。
    お豆腐やさん、荷台にお豆腐をいっぱい入れて、
    チャルメラのような笛がなってたこと。
    背中に風呂敷いっぱいに色々なものを包んで、背負って
    来られてたのもありましたね…。
    つい、先ごろまでの日本だと思いました。

    「お互いさま」、ありがたい、あたたかい言葉ですね。
    きっと!にこやかな表情で言ってますね。
    私、いつ言ったかなと思いますが、最近ないような。

    たしか、今、防府市で「幸せます」を、
    キャッチフレーズにしておられるようです。
    「幸せます」ことばの入ったメモ帳や、ステッカー?
    をいただきましたから。
    相手の気遣いに「助かります」「ありがとうございます」
    よりほんわりイメージでしょうか。

    まずは、相手への心遣いをソフトにしなくては…と
    思いました。
    でも、難しいですね。

    • シッポさん より:

      風呂敷の中身は、もしかして、薬でしたかしら…。 
      私は、おまけの紙風船や箸などが楽しみでした。
      「まあ、お茶を一杯」が、茶葉が切れて素湯のこともあったような。
      それでも、にこやかにしばらくのオシャベリタイム…。
      人はふれあうことでOTAGAISAMAな気持ちになれるのでしょうね。
      ふれあう時間的余裕を見出すのは、「でも、難しいですね」。
      私も感じています。

  4. ピアのっこさん より:

    シッポさん、
    とーっても、読みやすくなりました。
    これで、私の頭にも、
    今まで以上に、
    スーーーーーと、入っていきます。

    カンボジアの話
    紅茶の話、
    子育ての話、等・など・・・
    いっーーーーぱい
    載せてくださいませ!

    • シッポさん より:

      皆さんへ!
      今まで読みづらかったのに読んでくださって、また、コメントをいただきましてありがとうございました。
      感謝です。
      これからも応援してくださいね。
      ところで、先日、友人宅でアイス「しろくま」をごちそうになりました。
      美味しかったです。
      頭にキーンときましたが、あのとき何かが活性化したかも…。
      いいブログをアップすることで、お返ししなくちゃあ。
      顔晴ります、これからもよろしく!

  5. しゅんりんちゃん より:

    シッポさんへ!

    もちろん!これからも応援します。
    一生懸命読んでます、見てます。
    色々知ることも多く、頑張るパワーをもらったり、
    こちらこそ感謝です。
    シッポさんからの返信では、会話をするような感じで
    「聞いてます」
    ありがとうございます。
    これこそ「お互い様」では…。

    あっ、それから、そうです。
    自転車で来るのは薬屋さんでした。
    おっしゃる通り、紙風船でしたね。
    ふくらましては突いていたことを思い出しました。
    とてもうれしかった、楽しかったですね。
    やはり時代でしょうか…懐かしいですね。

    さあー、今日も暑そうですが、
    暦の上では「立秋」だそうです。

    その内、「暑い」って言わなくなるんでしょうね。
    顔晴りましょう。

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